motion のインストール(Ubuntu 上,apt でインストール)

Ubuntu 24.04 LTSでmotionをaptでインストールする手順、コンピュータビジョンプログラムmotionの基本機能、Webカメラ接続での起動、設定ファイル無しでのデフォルト動作と生成jpegファイルの保存先。

motion は、パソコンにつないだビデオカメラの画像を保存・配信する機能を持つ、オープンソースのコンピュータビジョンプログラムである。監視カメラソリューションとしても利用されている。

前準備

Ubuntu のシステム更新

motionのインストールを進める前に、システムのパッケージリストおよびインストール済みパッケージを最新の状態にしておく。これにより、依存関係の問題を防ぎ、最新バージョンのmotionをインストールできる。

Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは, 次のコマンドを実行する。

Ubuntu のインストールは別ページ »で説明している。

# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
# インストール済みのパッケージを包括的に更新 (依存関係も考慮)
sudo apt full-upgrade
# 変更をシステム全体に確実に反映させるために再起動
sudo shutdown -r now

* motion のインストール(Ubuntu 上)

以下のコマンドを実行して、motionパッケージをインストールする。

sudo apt update
sudo apt -y install motion

使ってみる

Ubuntu マシンにWebカメラを接続し、motionを試してみる。

  1. motionを起動する。
    motion
    
  2. 設定ファイル (configuration file) が存在しない場合、motionはデフォルト設定で起動する。その際、「motion.conf not found」のような警告が表示されることがある。Webカメラがシステムに認識されていれば、多くの場合、この状態でも動作を開始する。
  3. 動きが検出されると、デフォルトの保存先ディレクトリ(通常は /var/lib/motion)にjpegファイルが蓄積されることが確認できる。

motionの動作をより詳細に制御するには、設定ファイルを編集する必要がある。システム全体の設定ファイルは通常 /etc/motion/motion.conf に配置されており、ユーザーごとの設定は ~/.motion/motion.conf に配置することが推奨されている。