Eclipse を用いて JavaScript, JQuery を使う Web アプリケーションを実行してみる (VJET 無し)
Eclipse JSDT は,HTML ファイルの中に JavaScript プログラムを書くときに便利な開発環境. Eclipse で JavaScript のプログラムを実行してみます
この Web ページで行うこと
前準備
下記のソフトウェアをすべてインストールする。
- Windows での Java JDK 18 (Java SE Development Kit 18) のインストールが済んでいるること
- Eclipse のインストールが済んでいること
Eclipse は http://www.eclipse.org/ からダウンロードできる.
Web Development Tools, JSDT のインストール
- Eclipse の起動
- 「新規ソフトウェアのインストール」の開始
「ヘルプ (Help)」メニュー → 「新規ソフトウェアのインストール (Install New Software ...) 」 を選ぶ
- 作業対象として「--すべての使用可能なサイト-- (--All Available Sites--)」を選ぶ
- 「Web, XML, Java EE および OSGi エンタープライズ開発 (Web, XML, Java EE and OSGi Enterprise Development)」を展開
- 必要なパッケージをチェックし、「次へ (Next)」をクリック
- Eclipse Web 開発ツール (Eclipse WebDevelpment Tools)
- JavaScript 開発ツール (JavaScript Development Tools)
- Web ページ・エディター (Web Page Editor)
- WST サーバー・アダプタ (WST Server Adapter)
- インストールされるパッケージの確認
確認の後、「次へ (Next)」をクリック
- ライセンス条項の確認
- インストールが始まる
- Eclipse の再起動
静的 Web プロジェクトの新規作成
- (オプション)テキストファイルエンコーディングの確認
- 新規の静的 Web プロジェクトを作成したいので「File (ファイル)」→「New (新規)」→「Project (プロジェクト)」と操作する.
- Static Web Project (静的 Web プロジェクト) を選ぶ
- プロジェクト名の設定
静的 Web プロジェクト名は好きにつけて良いが,全角文字は避ける.分かりやすい名前が良い. ここでは,例として,次のように指定する.
- プロジェクト名:hoge
- オプションの設定
既定のままでよい。「Finish (完了)」をクリック.
- (オプション) 「Web パースペクティブに関連付けるか」の確認表示が出る場合がある
- いま作成した 静的 Web プロジェクトが,プロジェクト・エクスプローラーウインドウに表示される
- 試しに index.html を作成してみる
- いま作成した 静的 Web プロジェクトの
「WebContent」を右クリックし、
「New (新規)」→「HTML File (HTML ファイル)」と操作する.
- ファイル名を index.html のように設定する
- テンプレートを選ぶ
- ファイルが作成される
- いま作成した 静的 Web プロジェクトの
「WebContent」を右クリックし、
「New (新規)」→「HTML File (HTML ファイル)」と操作する.
JavaScript ファイルの新規作成
- 今度は、
「WebContent」を右クリックし、
「New (新規)」→「Other (その他)」と操作する.
- JavaScript を展開し「JavaScript Source File (JavaScript ソース・ファイル)」を選ぶ
- JavaScript ファイル名の設定
- 先ほどの index.html を編集し、いま作成した JavaScript を使うように書き換える
ウインドウがエディタになっている。 編集が終わったら、<コントロールキー>+「S」(同時押し)で保存する.
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "https://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"> <html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"> <title>Insert title here</title> </head> <body> <script type="text/javascript" src="main.js"></script> </body> </html>
- 今度は、main.js (JavaScript ファイル) を編集する.
次のようなプログラムを書いてみる
編集が終わったら、<コントロールキー>+「S」(同時押し)で保存する.
document.write("Hello, World!");
Web ブラウザでの表示
- 実行したいので、index.html を右クリックし、「実行 (Run As)」→「サーバで実行 (Run on Server)」と操作する.
- 「ローカル・ホストの HTTP プレビュー (HTTP Preview)」を選び、「次へ (Next)」をクリック
* 使用しているプラグインによっては表示が変わる場合がある.
- 「完了 (Finish)」をクリック
- (オプション) Windows ファイヤウオールに関するメッセージが出る場合がある
- 実行結果の確認
「ローカル・ホストの HTTP プレビュー (HTTP Preview)」を選んだので, Web サーバは、Eclipse に組み込みずみのものが起動する. このことは Eclipse の「サーバー」表示で確認できる.
* サーバが起動しないときは、Eclipse のバグの可能性がある。 「サーバで実行」のあと、手動で、J2EEサーバを選ぶとうまくいく場合がある
JavaScript プログラムと実行結果例
メッセージ表示
先ほど作成した hoge.js を書き換え
document.writeln("<hr>"); document.writeln("<h1>hoge</h1>");
実行したいので、index.html を右クリックし、「Run As 」→「Run on Server」と操作する.
変数と式
先ほど作成した hoge.js を書き換え
var a = 100; var b = a * 1.05; document.writeln("a = ", a); document.writeln("b = ", b);
実行したいので、index.html を右クリックし、「Run As 」→「Run on Server」と操作する.
関数定義
先ほど作成した hoge.js を書き換え
function area(x) { var a = x * x * 3.14; return a; } var x = 100; document.writeln("x = ", x); document.writeln("area(x) = ", area(x));
実行したいので、index.html を右クリックし、「Run As 」→「Run on Server」と操作する.
JSON
先ほど作成した hoge.js を書き換え
var x = 100; document.writeln( "x =", x); document.writeln( JSON.stringify(x) ); var M = [0, 1, 2]; document.writeln( "M =", M); document.writeln( JSON.stringify(M) ); var t = {id:1, name:"hoge"}; document.writeln( "t =", t); document.writeln( JSON.stringify(t) );
実行したいので、index.html を右クリックし、「Run As 」→「Run on Server」と操作する.