CSVファイルのSQLite 3へのインポートとSQL問い合わせ

【概要】本ガイドでは、CSV形式のデータファイルをSQLite 3データベースへ効率的にインポートする方法を詳細に解説する。1つのCSVファイルを1つのテーブルとして正確にインポートするための具体的な手順を説明する。

【目次】

  1. 前準備
  2. SQLite 3へのインポート

ソフトウェアの利用に際しては、利用規約および動作環境を十分に確認の上で使用する必要がある。

1. 前準備

SQLite 3について

SQLite 3の詳細については、別ページ »を参照すること。

CSVファイルの準備

本解説では、csvkitに同封されているデータファイルのks_1033_data.csvを使用する。

https://github.com/wireservice/csvkit/tree/master/examples/realdata

なお、他のCSVファイルを使用する場合は、ファイルの先頭行に各列の属性名が正しく記載されていることを事前に確認する必要がある。

2. SQLite 3へのインポート

  1. sqlite3の起動方法
    sqlite3 <データベース名>
    sqlite3コマンドによるデータベース起動画面
  2. CSVファイルのインポート手順
    .separator ,
    .import ks_1033_data.csv ks1033
    CSVファイルをSQLite 3にインポートする操作画面
  3. データの確認方法

    県別の集計例である。

    select county, count(*) from ks1033 group by county;
    県別にデータを集計したSQL問い合わせ結果

    特定県のデータ抽出例である。

    select * from ks1033 where county = 'BROWN';
    特定の県のデータを抽出したSQL問い合わせ結果
  4. 終了方法は「.exit」コマンドを使用する。
    sqlite3の終了操作画面