Blender 4のインストール(wingetを使用しないインストール)、メニューの日本語化、Wavefront OBJファイルのインポート(Windows上)

【概要】Blenderは3次元コンピュータグラフィックス・アニメーション制作のためのオープンソースソフトウェアである。メニューは初期設定で英語表示だが、スプラッシュ画面または設定メニューから日本語に変更できる。Wavefront OBJ形式などの3Dモデルをインポートする機能を持つ。

【目次】

  1. Blenderのインストール
  2. BlenderにWavefront OBJ形式ファイルをインポート

【サイト内の関連ページ】

Blender

Blenderは、3次元コンピュータグラフィックス・アニメーションソフトウェアである。3次元モデルの編集、レンダリング、光源やカメラ等を設定しての3次元コンピュータグラフィックス・アニメーション作成機能がある。

Blenderのインストール

  1. blender.orgのウェブページを開く

    https://www.blender.org/

  2. Downloadをクリックする
    Downloadボタン
  3. 種類を選択する

    Windows上にインストールする場合は、Windows用を選ぶ。

    OS選択画面
  4. ダウンロードが始まるので確認する

    インターネットが混雑している場合などは、ダウンロードに時間がかかる場合がある。しばらく待つ。

    ダウンロード中の画面
  5. ダウンロードした.msiファイルを実行する
  6. ようこそ画面ではNextをクリックする。
    ようこそ画面
  7. ライセンス条項を確認する
    ライセンス条項の画面
  8. セットアップの画面で、設定を変える必要はない。Nextをクリックする。
    セットアップ画面
  9. インストールを開始する。Installをクリックする。
    インストール開始画面
  10. インストールが始まる
    インストール進行中の画面
  11. インストール終了を確認する
    インストール完了画面
  12. 確認のため起動する。

    スタートメニューでblenderblender 4.2と進む。

  13. Blenderの画面が表示される。
    Blender起動画面
  14. Blenderのメニュー等の日本語化

    表示が英語になっている場合は、最初の画面のLanguage English (English)のところで、Japanese (日本語)を選ぶ。

    言語設定画面

    後で言語を変える場合は、EditPreferences...Interfaceと進み、少し下にスクロールして、Languageのところで言語を変えることができる。

    設定画面での言語変更

    スプラッシュ画面を再び出す場合は、メニューでスプラッシュ画面(Splash Screen)を選ぶ。

    スプラッシュ画面メニュー
  15. Blenderのインストール後に、WindowsのPATH環境変数にBlenderの実行ファイルのパスを追加する。

    Windowsでは、コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドを実行することにより、PATH環境変数にBlenderの実行ファイルのパスを追加することができる。

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページで説明している。

    powershell -command "$path = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable('Path', 'Machine'); [System.Environment]::SetEnvironmentVariable('Path', $path + ';C:\Program Files\Blender Foundation\Blender 4.2', 'Machine')"
    
    環境変数設定のコマンド実行例

BlenderにWavefront OBJ形式ファイルをインポート

<前準備>

説明のためWavefront OBJ形式ファイル、Wavefront MTL形式ファイルを使う。この資料で使用しているWavefront OBJ形式ファイル、Wavefront MTL形式ファイルは、次からダウンロードできる。

Wavefront OBJ形式ファイルとは、3次元コンピュータグラフィックスのファイル形式である。ポリゴンなどの形状情報が記述されているファイルである。

OBJファイルの例

Wavefront MTL形式ファイルとは、マテリアルの情報が記述されているファイルである。

MTLファイルの例

インポート手順

  1. Blenderを起動する

    WindowsのスタートメニューのBlenderの下にblenderがある。

  2. Blenderが起動する。
    Blender起動画面

    新しくBlenderのファイルを作成する場合は、ファイル(File)新規(New)全般(General)と進む。

    新規ファイル作成メニュー
  3. 中央にある立方体のオブジェクト(灰色のもの)を削除する。中央にある立方体のオブジェクトを左クリックし、DELキーを押して削除する。
    オブジェクト削除操作
  4. Wavefront OBJファイルをインポートする。メニューでファイル(File)インポート(Import)と操作し、Wavefront (.obj)を選択する。
    インポートメニュー
  5. インポートするファイルを選び、OBJをインポートをクリックする。(ここではsample.objを選んでいる)
    ファイル選択画面

    sample.objをインポートした場合、マウスホイールを操作して、ズームアウトしていくと、オブジェクトが現れる。

    インポート結果