トップページ -> 情報工学,情報スキルの教材 -> Ruby プログラミング -> Ruby で,文字列を空白文字類や「.」などを区切りとして切り出す
[サイトマップへ]  

Ruby で,文字列を空白文字類や「.」などを区切りとして切り出す

Ruby を使って次のことが簡単にできます


文字列を,空白文字類を区切りとして,文字列の配列に変換 (split を使用)

文字列を,空白文字類を区切りとして,文字列の配列に変換してみます. ここでいう「空白文字類」とは Ruby でいう「\s」のこと(つまり「 |\t|\r|\n|\f」)です.

String#split(nil) を使って簡単にできます. split の引数として nil を与えたとき, 先頭と末尾の空白文字類を取り除いたのち,空白文字類を区切りとして,文字列の配列に変換します.つまり,次の 3つは同じ働きをします.

【実行結果の例】


文字列を,空白文字類と半角のカンマ「,」と「\v」を区切りとして,文字列の配列に変換 (gsub と split を使用)

今度は,区切りとして空白文字類だけでなく,半角のカンマ「,」と「\v」も使います.

gsub を使って,半角のカンマ「,」と「\v」を,半角の空白文字「 」に置き換えた後に,String#split(nil) を使います.

gsub(/,/," ").gsub(/\v/," ").split(nil)

【実行結果の例】


文字列を,空白文字類とと半角のカンマ「,」と「\v」と全角の空白文字を区切りとして,文字列の配列に変換

今度は,全角の空白文字も区切りにしたい場合です. そのために、

全角の空白文字を半角の空白文字に置き換えます.

プログラムは次のようになります.

Ruby スクリプトの文字コードの設定に注意してください.

■ Ruby 1.8 では先頭行に shebang を使って指定する(のがおすすめ)

■ Ruby 1.9 では先頭行に magic comment を書く(のがおすすめ)

magic comment の例は次の通り.

shbang と magic comment の両方を指定したい場合には,1行目を shebang, 2行目を magic comment.Ruby 1.8 では magic comment は読み飛ばされる.

【ソースコード】

#! ruby -Ks
# -*- coding: shift_jis -*-

require 'pp'
require 'nkf'

def tokenize(s)
  # 文字列を,空白文字類と半角のカンマ「,」と「\v」と全角の空白文字を区切りとして,文字列の配列に変換

  # 全角の空白文字を gsub を使って半角の空白文字に置き換える.
  # その後,半角のカンマ「,」と「\v」を半角の空白文字に置き換える
  # その後 split を使って区切る
  return s.gsub(/ /," ").gsub(/,/," ").gsub(/\v/," ").split(nil)
end

if __FILE__ == $0
  p tokenize("1 2  3")
s = <<EOS
  1, Fukuoka apple,   apple, 50
  2, Kumamoto orange, orange, 30
EOS
  p tokenize( s )
  # 「"@ A I U _ a "」は Shift_JIS にはなく,Shift_JIS を拡張した文字コードセットにある
  p tokenize( "@ A I U _ a " )
  # 「"‖ 〜 − ¢ £ ¬ " 」は Shift_JIS, EUC-JP, ISO-2022-JP では同じ文字コードなのに Windows-31J では違う文字コード
  p tokenize( "‖ 〜 − ¢ £ ¬ " )
  # その他
  p tokenize( "表 〒" )
end

下記の実行結果は Linux 上の Ruby バージョン 1.9.1 での実行結果です.

【実行結果の例 (Shift_JISj の場合)】

【実行結果の例 (UTF-8 の場合)】

【実行結果の例 (EUC-JP の場合)】


文字列を,連続する [a-zA-Z0-9_] を切り出して,文字列の配列に変換

今度は,連続する [a-zA-Z0-9_] を切り出して,文字列の配列に変換します. String#scan を使って簡単にできます.
scan(/\w+/n)

【実行結果の例】


半角数字の並びを切り出す

半角数字の並びを切り出すのは簡単です.

scan(/[0-9]+/n)

0から9(つまり半角数字)以外を消すのも簡単です.

gsub(/[^0-9]/,"")


IP アドレスを数字に変換半角のピリオドを区切りとする)

入力の例: "1.2.3.4", 出力の例: 16909060 ( = ( 1 * 256 * 256 * 256 ) + ( 2 * 256 * 256 ) + ( 3 * 256 ) + 4 )

#! ruby -Ks
# -*- coding: shift_jis -*-

require 'pp'
require 'nkf'

def ipaddrval(ip)
  # . で区切られた IP アドレスを数値に変える
  a = ip.strip.split(/[.]/)
  return ( a[0].to_i * 256 * 256 * 256 ) + ( a[1].to_i * 256 * 256 ) + ( a[2].to_i * 256 ) + a[3].to_i
end

if __FILE__ == $0
  p ipaddrval "1.0.0.0"
  p ipaddrval "0.1.0.0"
  p ipaddrval "0.0.1.0"
  p ipaddrval "0.0.0.1"
end